(聞き手:ビルダリッジ代表 越川町)
―入社して4年半が過ぎて、このインタビューも3回目ですね。そんなタナちゃん、今の仕事内容と役割はどんな感じですか?
入社の時は工事ディレクター、いわゆる現場監督を3年ぐらい担当してました。今は発注をメインとしたバックオフィスをやらせてもらっていて、
フィジーっていうボスがいて、その下で一緒にみんなでやってます。
―1年前ぐらいに標準化の取り組みで、汎用化できるところを仕組みづくりをしようっていうプロジェクトの流れで、フィジーとタナが2人でやってくれたんだよね。
そんなタナちゃんは 入社前にどんな仕事をしていて、当時どんなこと悩んでいたのか。
たしか前職は不動産や飲食の店長。
はい、まず居酒屋の店長を5年くらい、その後でリフォーム会社に半年くらい。
居酒屋は深夜店でランチ営業店だったので、むちゃくちゃな働き方だったんですよ。
これをずっと 30代40代やるかと自分に問いかけた時に「持たないな」と思って、長く続けるには違うなと。
―なるほどね。そして、次はリフォーム会社だけど半年の職歴だから、建築業界の経験としては不足気味だったじゃん。
当時を思い出すとなぜ建築業界を探してみたり、ビルダに入社したのかな。
兄が不動産だったり父が設備設計やってたりと、僕の中で身近な業種だという印象がありました。
建物を見るも好きだったんですよね、
単純にビフォーアフターの世界観のレベルで。リフォームをやってた時も、ビフォーアフターを何軒か見させてもらってこんなに変わるんだ!みたいなのが楽しくなったという。
とはいえ、建築って未経験を募集するってのあまり聞いたことなくて。
ただ、エージェントに紹介してもらった1社目で、未経験OKで写真もめっちゃおしゃれ、みたいなのがこのビルダリッジでした。
実際に面接に行ったら、僕の持っていた建築のイメージ、いわゆる作業着を着て工場みたいなところでやっているイメージだったんですが、全然違って恵比寿の事務所(当時)でお洒落だしパーカーとジーパンだし。
もうそこから、この会社に入りたいなっていうのがありました。
―建築業界に対してそれほど知らないで実際に入ってみて、当時はどんなことを感じたか覚えてる?
おっしゃる通り、知識もないですし、分からないことだらけだったんですよね。
ビルダの特徴の1つとして、決まりきったマニュアルがないので、「あなたはじゃあ最初はこうやりましょう、ああしましょう」っていうのを言われないわけです。
自分で考えてやっていかないと、たんに座っているだけみたいな。
ただ、それって今思うとそうだよなって、思うんすよ。
でも、当時はやばいどうしようと思っていたのを思い出しました。
ただ石井さん っていう上司がいて、付きっきりで僕は見てもらいながら自分で考えて、みたいな感じで、必死に最初の1年2年ぐらいやっていたなという感じですね。
―ビルダリッジとしても未経験の人を募集して育ててみようっていう第1号がタナだからね。
そんなタナがもはや3本目の動画だからね……どう思う?4 年半たって、入社を決めた自分へのメッセージでもいいんだけど。
自分の選択間違ってなかった。これは自信を持って言えるんですよ。
あとは、古株になって僕の中で思うことなんですけど、最近は「長いだけ」って思われたくないなって。
長いながらもなんかこう自分でこう……なんて言うんですかね、自分の中で見い出したいものがあるんですよね。
4年半くらいここにいさせてもらっていて、見えてききてそうな感じの、もうちょっとやれたら自分も成長できるんじゃないかな?とか 。
ちょっとうまく言えないですけれど、長く続けられる会社を選んで正解だよって当時の自分に言ってあげたい。
―でも、うちは朝令暮改、下手すれば朝礼朝改の化化が大きい会社でもあるじゃん。変化って、人は嫌だったりもするし。そこはどう?
最初はやっぱりでも戸惑ったんですけど、僕の前職とか前前職って同じルーチンだったんですよね。
ビルダだってルーチンも無くないですけど、日々起こることも違いますし、仕組みも変わるし。
でもその中で続いているってことは、自分と合ってるのかなとも思います。
慣れないこともやっていると慣れてくるじゃないですか。
慣れてないからちょっとドキドキもあるんですけど、その「変わって良くなった!」っていう成功体験もあるとドキドキがワクワクに変わって、この後どうなってくんだろう?っていう楽しみを期待できますね。
―なるほど。日々、目的があって打ち手が変わるわけじゃん。
そんな中当然うまくいかないこともあるけどうまくいかないことは学ぶチャンスなだけだよね。
失敗するのが怖いって風潮があるけど、そうじゃないもんね。
失敗こそ学ぶチャンスで失敗したから見える景色もあるし。
結婚もして子供も生まれて大きくライフステージの変化に対して柔軟に打ち手を打てるっていうのはなんか俺から見てすごく成長だな、なんて心強く思ったりもしてる……俺が喋ってて悪いけど(笑)
僕も前は打ち手を打てずにどちらかというと失敗を隠す側だったんですけど、それだとせっかくここにいるのに意味がないと思いました。
それをちょうど、そのディレクターから発注チームに変わるタイミングで気づいて。
最初って、やっぱり人はプライドがあるじゃないですか。
でもそれってなんかもうくだらないなと思って、もう全部捨てて「はい!(両手を広げて胸を張る)」みたいにしといた方が楽だし、成長は絶対にこっちの早いなって感じましたね。
―俺もいっぱいできないことがあるけど、隠したりする方がそこにエネルギー使っちゃってもったいないよね。
誰もやったことがないことをやってるんだとしたら、失敗も含めていっぱい起こるから。
1年間で3回しか失敗しない男と100回失敗して学べる男だと後者の方が成長は大きい。
あとは死なないように失敗するとか失敗の作法みたいなところを、タナは学習したから無駄に背伸びして大きく見せようとかしなくて済むようになった。
頼もしいなって感じる。
確かに、ここに入って全然変わりましたね。
入社当時のインタビューされている自分の動画をさっき見たんですけど「なんか嘘くさいこと言ってるな」って(笑)。
―言葉の厚みが違うね。
そんな4年半経ったタナから見て、ビルダをもっとこうしてきたいなとか、伸びしろかもしれないしまだできていないって意味かもしれないけど、ビルダは今後こうしていきたい、みたいなことってある?
自分がやっている業務を100%じゃなくしたいんですよね。
今は100%ですけど、例えば5年後 10年後に80%とか70%の力で仕事ができるようになれば、残りの20%30%って、新しいことに挑戦する時間にもなるし、会社みんなで楽しむような時間に使いたいなって。
せっかくみんなでいて楽しく仕事している中で、仕事ももちろん大事なんですが「人生楽しんだもん勝ち」という言葉が最近すごく自分に響くんですよ。
やる時はしっかりパッとやって余力で別のことを、遊びでもいいですし新しい建築士を探すとか、そういう時間に当てられたらどんどんクオリティも良くなる。ここ1ヶ月2ヶ月そう思っています。
―戦闘力100のうち80%で80になるのと戦闘力300で60%の力でもね180になるのとでは余裕が違うから、仕事であらたなチャレンジもしてプライベートも遊べるかもしれないよね
。タナは今は34歳で、40代も50代も自分の戦闘力を上げるのは大事で、そういう仕組みや振り分けができる会社だと思うんだけど。
全然できると思います。
ただ、今やっていることをもう少し効率よくできないか?と考えられるのがビルダリッジだと思うんですよ。
何にも考えないで仕事しているんじゃなくて、やっていますけどもっといい方法ないかな?って。
よく町さんも言う思考を停止しないっていう。
なんとなくやるだともったいないと思うんですよね。
ここを突き詰められる人が強くなっていくし、時間も獲得できるんだろうなと思います。
みんながそうなったらめっちゃ強いチームだなあと思っています。
―この動画を縁があって見てくれた人がいたとして、どんな人に来てもらいたい?どんな人だったらここに合うよ、みたいなメッセージを。
変化が楽しめる人。
なかなか最初からは難しいかもしれないですけど、形式ばっていない方が良いと感じられる人。
社内にチームもいっぱいあってやることも全然違いますし、1つのことだけというよりは色んなことをやりたいなという人の方が合ってるのかなと思います。
あとは、何かを生み出す作業が好きな人は向いてると思います。
決められたことをやるっていうよりは自分で考えてこっちの方がいいんじゃないですか?っていうのをやるのが好きな人が伸びるんだろうなって。
うちって人見知りの人間もいないじゃないですか。そういうことも、すぐできると思うんですよね。
―3回目のインタビューもまた感慨深いけど、またぜひ4回目もよろしくお願いします。
次は髪の毛が何色になってるだろう(笑)?
今日はありがとうございました。