(聞き手:ビルダリッジ代表 越川町)
―タメちゃんは2021年入社ということだから、過去の他の人のインタビュー動画を見てから入ったと思うけど、どんな動画だったか覚えている?
動画は見たんですけど、どちらかというと、文章に変換されていた方を延々と見てましたね。
年齢が近い人のインタビューを興味深く見て。
印象的だったのは「風通しが良い」という話。
―ほんとかよって思うよね(笑)。
求人情報でどの会社も風通しが良いって言うじゃん。
実際に入ってみてどうだった?
めちゃくちゃ風通しは良いと思いますね。
僕は人見知りですし、同様に人見知りの人もいる中で、お互い話さない、みたいな状況はないので。
―タメちゃん、よく喋るじゃん。
僕が面接の時 15分ぐらいずっと1人で喋っていた印象が……
どれくらい喋って良いかわからなくて、止められるまでやろうと20分ぐらい喋っていて。
でも、ずっと喋ってる割にはなんだか自信はなさそうだね、って町さんからこうツッコミをいただき、それでバレてしまったというかポロポロと涙流しましたね(笑)。
痛いところを突かれたというか、言って欲しくなかったけど、言って欲しかったことを言われたような感じで。
―まあ20代前半で自信がある子なんていないからさ。
何社か落ちて就職が決まってなくて自分を良く見せなきゃという思いがあったんだよね。
背伸びしたい気持ちは分かるけど、自信のなさも伝わってたから、そんなに無理しなくてもいいんじゃないという話をしたよね。
なんで泣かされた会社に来ようと思うわけ?
他では、一次で人事が面接します、次に部長クラス、そして社長クラスの面接となって、だいたい社長まで行くんですけどそこで落とされるパターンで。
僕としては落ちた理由が知りたいのに、ただ、お祈りメールしか来ないわけですよ。
だから何が悪いのかも分からなくて。
でも最初からスパッと言ってもらえたというのは、嘘をつかないとか、気を遣われずにちゃんと言いたいことを言ってもらえるというのが嬉しかったというか。
例えば自分が成長するにしても、フィードバックが無いと何をどう変えていけばいいか、何も分からないじゃないですか。
それをちゃんといただけるところが、すごく良いと感じて入社したんだと思います。
―ビルダの特徴に「フィードバックの王様」みたいな点があると思う。そのあたりは入ってみてどう?
入社当時は受け身の姿勢で仕事をしていたので、フィードバックをもらえるって聞いていたわりには、何も教えられない。
最初は、あれ?もしかして会社選びをミスった?みたいな感じでした。
でも上司のアキちゃんから「受け身じゃダメだよ。自分から動いて仕事をもらわないと」と言われて。
つまり、自分が先に行動してないから、それに対してのフィードバックがなかったんですね。
そこからがスタートでした。
最初は道路使用関連を担当することが多いのですが、いろんな現場の道路使用をやらせてください、と動いてそこからどんどん現場の仕事をもらえるようになりました。
つまり、フィードバックは自分が行動を起こすなら絶対にもらえるっていう。
―フィードバックが多い中で、ビルダリッジでは怒られるとか人格否定や攻撃はあまりないと思う。
だからこそフィードバックはその子の成長ボリュームとも相関関係が高いような気がする。
タメちゃんは今フィードバックを良いものとして扱ってくれているけど、最初は痛くなかった?
はい、痛かったですね。
でも、ビルダに入る時に覚悟しましたし、成長するために入っているんで。
できない自分とかダサい自分は受け入れるのは心に決めてから入っていて、抵抗はなかったですね。
痛さは面接が1番強かったかもしれないですね。
―そうやって頑張っているタメちゃんがいたから、じゃあ1件やってみる?ってなるのが早かったよね。
入って2ヶ月ぐらいでいきなりやることになった。
まあ、その時は人も少なかったというのもあるんだけど。
今は仕組みが変わって先輩についていく方式ですが、その時いた先輩がいっぱいいっぱいだったという事情もあって「蒲田の現場はお前が担当しろ」という感じで振ってもらったんです。
色んなミスをしたんですけど、何も分からないところで自分からアクションしてミスして、というのが一番覚える。
たんに教えてもらったことはほとんど忘れちゃうけれど、身を持って失敗して学んで、その上でその良いフィードバックがもらえるからより良いものにできる、という流れです。
―タメちゃんが優秀なんだとは思うけど、プレッシャーによく潰されずにやったよね。
入って2ヶ月で右もわからなくて一件担当するのって、普通は難しいじゃん。
それはビルダリッジじゃないとできないことだなって思います。
失敗は良いことでではないけれど、次に繋がるのならいくらでもしていいと町さんアキちゃんも言うので、そこでフィードバックをもらって成長ができるから頑張れたというか。
―フィードバック・指摘・怒られる、という言葉は似ているけど、ただ指摘されるのではなくてフィードバックによって選択肢や見え方が広がる。
次は同じミスを起こさないようにどう良くするか、そこが違いだよね。
大手ゼネコンで3年目の人が「まだ一人で一棟は建てられません」という状態で、タメちゃんは建てているわけで。
2年でここまでやれる人はなかなかいないと思うんだけど、振り返れば楽しいだけじゃなかったはずだよね。
もう目の前のことに必死で忙しくて振り返る余裕もないんですが、例えば実家に帰った時に親から「心に余裕ができた、大人になったというか成長したね」みたいなことを言われた時に、改めて「あ、自分ってちょっと大人になったのかな」と。
人と話をする時も、昔は感情的になったりしていましたが、今は相手の気持ちも考えて多少はできるようになったかなとふと気づくことはあります。
そういう意味では、仕事の経験と知識を積み重ねているだけじゃなくて、人としての成長も実感することが楽しく、嬉しいですね。
―タメちゃんは今24歳。次の30歳35 歳に向けてどうありたい?
今後もっと新しい子が入ってくると思うんですけど、マネージメントや面倒見だったりすることが、ステップアップとしては必要だと思っています。
そこができるようになると、建てられる棟数も増えるので。
―1人で10棟は作れないけれど、タメちゃんチームとして10棟は作れるかもしれないもんね。それが新たなチャレンジになったら面白いし、本当にそうあって欲しい。そうやってタメちゃんとビルダが共に成長してくれたら嬉しいなと思うんだけど、そんな自分の居場所としてのビルダを今後どうしていきたい、という考えはある?
ファミリー感という意味では、正直あまり変わらないで欲しいなと思います。
みんな仲良しなので社員旅行やイベントで盛り上がったりするのが僕はすごく好きです。
僕が直接ワイワイ騒ぐわけじゃないですけれど、独身で1人暮らしで寂しいので、そういう時にああ仲間っていいな、みたいに感じます。
―人が増えていく中でどうしても部活みたいには遊べないみたいなことはあるよね。
また次、1年を振り返ってこうやってインタビューで話を聞けるのがちょっと楽しみだな。
最後に、ビルダリッジに来ようか迷っている人にメッセージはある?
僕は直感的にビルダリッジに入りました。
町さんやアキちゃんと面談するとストレートに話をすると思いますが、それに対して感じるものがあれば、それは自分の中で「変わりたいな」と思う気持ちが存在するからだと思います。
そうであればうちに来てみてほしいなと。
変わるきっかけになると思いますね。
―そうやって入ってくれた人が、ここで何年か後にインタビューで話す側になっているかもしれないよね。
今日はありがとうございました。