「どうやったらこれをクリアできる?」
と、ゲーム感覚で取り組めるように

工事ディレクター 新海さん
<プロフィール>
2019年10月入社。20代は10年以上にわたりオフィス家具の塗装に従事。その後、未経験の建築業界に
「一部分だけではなく、全体に関わることに取り組みたい」との思いで新たな業界に飛び込む。
―では一緒に働いているスタッフのインタビューを始めます。まこちゃん、自己紹介をお願いします。

シンカイ ヨウヘイ、35歳です。みんなには、まこと、まこちゃん、まっこいって呼ばれてます。本名じゃないんですけど(笑)

―何でまこちゃんって呼ばれてるんだっけ?

職業柄シンカイ監督って呼ばれるので、新海誠監督からまことって呼ばれてます(笑)

―しょうもないよね(笑)そんなまこちゃんはどんな経緯でウチに?前職は何やってたんだっけ?

工場でオフィス家具を作る作業者として10年ほど働いてました。

―結構長く働いてるね。そんなに長く勤めて、給料もそこそこもらってる中で、何にモヤモヤして転職活動をしようと思ったの?

年功序列が強い会社で……先輩たちに追いつこうと沢山努力した結果、人を指導する立場になったにも関わらず、
教えられる側の先輩の方が給料が高くて長く勤めた点だけを貢献度として見られてしまうと辛いなって。
長い時間を使わないと給料が上がらない、そこにたどり着くのにどれくらいの時間がかかるのか見えない状況で、ただ時間を使えばいい、っていう時間の過ごし方がすごく嫌でした。 

―その時間の使い方は不健全だよね。あとは周りで働く人達が愚痴ばっかりだったって聞いたけど、そこは?

改めて思うと、自分も染まってた部分があると思うんですけど、愚痴を言ってるだけでは、環境は変わらないなって思います。 
特に閉鎖的な部署だったので、人の入れ替わりも少なくて、自分が腐っていく感覚というか……

―そういう環境はなかなか簡単に変えられるものではないしね。
そんな中、エン転職から応募してくれたと思うけど、どんな仕事を探してたの?

自分は子供がいるから、ある程度必要なお金は決まってて、前と同じ程度の給料は……とかって視点で営業職を探してました。

―稼げる仕事を探してたってことね。そんな中、営業ではなく施工会社を見たのはなんで?

施工会社はビルダリッジしか受けようって思えなかったです。施工会社って大変そうとかブラックなイメージが強くて……
ただ、造ること自体はとても好きで、1~10まで自分が関わって完成形を見られるって点がすごく魅力に思えました。
ものづくりのある1点のみを極めるのも大事ではあるけど、ゼロから完成形を見られるってとても面白いことだと思います。

―そう感じても施工会社はウチしか受けなかったのはブラックなイメージがあったから?
だとするとなんでウチは受けようと思ったの?

求人の内容が他と全然違って見えたからですね。他の会社は事業内容とか福利厚生とかが書いてあるけど
ビルダリッジは、町さんの不動産投資での成功とか、チームで分け隔てなく建物を完成に導くフラットな環境について書かれていて、すごくいいなと思いましたね。 

―今実際に働いてみて、そこに書かれていた内容とのGAPはあった?

いや、ないですね。ボクも勝手に自分でこれだ!って思って突っ走ってしまうことが良くも悪くもあるけど、
それを設計士さんも、町さんも、あきちゃん(上司)もOKって言ってくれるのが、すごく嬉しくなるし、楽しいです!
これは絶対他ではないですよね。

―ウチは良い建物を造るためなら、いくらでも声を挙げていい会社だもんね。
その感じが求人情報から少しだけ垣間見えて、ウチを受けてみようと思ってくれたってことかな?
面接はどんな感じだったか、覚えてることある?

面接した時に、青ちゃんが「自分は目先の収入ではなくて稼げる力を身に着けたくて入社した」って言ってたんですけどボクも全く同じことを思って転職活動してたんですよ。 
だからすごく驚いたし、社長ではなく一社員がそんな風に言える会社ってすごいなって思いましたね。

―面接で泣いたって聞いたけど?(笑)
 
いや、泣いて……バレましたね(笑)感動して鳥肌が立っちゃって。
この言葉を会社のみんなが言えるってすごい、他では絶対にないなって思ったんですよ。

―第一希望の営業じゃない職種で、それこそご両親にも相談したって聞いたけど。

年齢も年齢で、新しいことを始めるにあたって経済力の問題とかもあって……
自分について回るものを捨てられないし、かといってこの先の人生で自分がやりたいことも捨てられなくて。
心が揺れた時に、普段は相談しない母親に相談して、「好きなことをやった方が良いよ」って言葉に救われました。

―背中を押してもらったんだね。

そうですね。これから数年今よりも給料が下がったとしても、その先で自分に返ってくる何かがある、
自分が満足できる何かがあるから後悔はしないなって思ったので、入社を決めました。

―まこちゃんが入社して1年4か月経つけど、どんな成長を感じてる?

最初はとにかく、わからない!どうしよう!って感じで、がむしゃらにやって来たんですけど、
今は壁に当たったときに「どうやったらこれをクリアできるだろう?」ってある種ゲーム感覚で取り組めるようになったのが大きく変わった点だと思います。 
最近は友達と話してると「○○だから出来ない」とか、出来ないことに対しての付箋を貼っていく感じに
違和感を覚えるようになって。じゃあこの付箋を外せばいいじゃんって思う時に、自分の内面が変わったなと思います。

―ウチのクレドの7つの内の1つに「出来る理由から考える」ってあるもんね。

あとは失敗を恐れず、失敗から学ぶって点も、町さんやあきちゃんからチャレンジする勇気を与えてもらってるなって。
その瞬間はどうしよう!ってなっても、結果色んな事に挑戦させてもらってるんだなって思います。

―1年4か月の間に、未経験からのスタートなのに3軒も完成させて引き渡したもんね。
その時の気持ちとかどんな感じだった?1軒目、2軒目、3軒目でそれぞれ違うと思うけど、関係者の人たちが喜んでる時、まこちゃんはいつもいい顔してるなって思うんだよね。 

あそこに来れた瞬間は、何より嬉しいし、ホッとしますね。
みんなが建物を見た瞬間の表情を見た時の気持ちは、達成感って言葉だけでは足りない感情です。

―石井さんも言ってるもんね、10カ月頑張ってきた最高のご褒美だって。
まこちゃんの目から見て、ビルダリッジはどんなコミュニティだと思う?ビルダリッジにいると何が得られるかな?

チャレンジが出来て、失敗を恐れずに挑戦できる強さを身に着けられるのは、絶対どこにも負けないし、自分が壁に当たったときに、自力でどうにかしようとする力が身に着くと思います。 
他の会社だと他の人が教えてくれる、それまで待つとかだと思うけど……
自分の力で何とかしてやろう!って思える人、成長したいって思う人には最高の環境だと思います。

―答えのない仕事こそ価値が高いと思っているから、自分で向き合って突破する能力を身に着けて、男としてプロとして育ってほしいという想いがあるから、文化として強く根付いてるのかもね。 

あとは、フラットさが特徴ですね。
自分の年齢だけを考えればかなり年上なのに、気を遣わずに話しかけてくれるし。

―21歳の若い子からまこちゃんイジられてるもんね(笑)

そういう所でもフラットだし、工事部長で、ウチの建物の全てを統括する人を
あきちゃんって呼んでわーわーやってる会社って、まあ普通じゃないですよね(笑)

―なかなかないよね(笑)それを提案するあきちゃんもすごいけどね(笑)
向いている人は聞いたから、今度は向いてない人ってどんな人だと思う?

答えを知ってから作業をする人、承認してもらえないと動けない人は向いてないと思います。
受け身であるとか、主体的でなくて受動的な人は合わないですね。

―みんな怒られたくないからね。承認してもらって、失敗しても自分のせいじゃないって言いたいんだよね。

ボクも今でも承認を求めちゃう瞬間ってあるんですけど、結局は目的が何かをしっかり考えれば、方法は何でもいいじゃないですか。 
だから、全部に答えを求める人は難しいんじゃないかと思います。

―ウチは、承認よりもフィードバックを大事にしなさいって言ってるよね。
承認を待ってるうちは承認者を超えられないし、自分事として目の前の仕事に向き合えないからさ。
承認のない中で、自分で目的を考えて人と違う価値を生むことが、みんなに気付いてもらいたい大事なメッセージなのかもしれないね。 
最後に何か、見ている人にメッセージがあれば。

自分がこの先何十年と働くうえで、それを楽しいものに出来る方が絶対に自分の人生が幸せになると思うので
直感で自分が感じとった答えを信じて就職活動をした方が良いと思います。

―今日はどうもありがとうございました!

2回目のインタビュー(2023年)


(聞き手:ビルダリッジ代表 越川町)
―マコちゃんは撮影2回目。前回は、どんな話をしたか覚えている?そしてこの4年を振り返ってどうですか?

前回の話は全く覚えていないし、動画も見ていない(笑)。
全くもって、変なことを言っているかもしれないですね。
次の5年目になった瞬間もそうだろうし、全く想像できなかったなっていうのを毎年入社の9月が来ると繰り返している気がします。
仕事のやり方もそうですけど、去年はこんなことで悩んでいたなとか。
たとえば、去年の11月は新高円寺の物件が終わって、新たに4件担当するみたいな感じで……新しくよっしゃ!って、思う瞬間があって。
その前の10月は引き渡し間近で、ちょっと苦しいなと思いながらやっていましたし。
今年は全部の進行も変えて、その時の大変さと今の大変さは違うなと。
成長してるかって言われるとわからないですけど。

―その自分の変化・成長について1年を振り返ってみると、どう?

よっしゃ!って、意気込んだわりには、正直できていないなと思いました。
そこは悔しいです。
ただ、現場を完了できたということには嬉しさがあるなって、って思いますね。
当時は本当にできるのか?とずっと思っていたので。
でも、工事が経過していく中でなんとか追いつきながら、完成の日を迎えられた。
これは自分の力ではなくて、常に周りとの「こうしよ、ああしよ」というやりとりや、環境が変わっていくことによるものだと思います。
それをもってして、自分が成長できたかは実感できていないですけど、こうやって去年より考えられるようになったと思えば、成長していったのかもしれませんね。

―マコちゃんの目線から見て、ビルダのこの1年の変化はどんな感じでしたか?

この1年は転換期なイメージあるんですよね。
今までは1から、躯体から自分が仕上げる。
つまりずっとその現場を見る形で、自分は基本的にそれでやっていた。
それが、躯体を立ててもらって、自分がその後を引き継ぐ形になって、新鮮というか、急にポンっと仕事が入ってくる感じがありました。
今までは準備運動から入るイメージだったんですけれど、それがいきなり「走れ!」みたいな感じで(笑)。
ただ、それも面白いというか、よりチームみんなで作る形に近づいているのかもしれません。

―前は、その担当した人が作る(属人的な)イメージだったよね。

今は本当にそれがないですね。
結局自分が躯体から受け持った現場も、社内で発注してくれて、という流れで、1人で全部やらなきゃみたいな感覚はない。

―以前の方が プレッシャーが大きかったかもしれないね。
そういうどんどんやり方変えるのがビルダリッジらしいスタイルかなと思うんだけど、5年目のマコちゃんにとってはどんなメリットがある?

自分はちょっと波があるというか、う~んって停滞している瞬間もあるので、変化に押されて少しでも動いて追いつこうとすれば、成長させてくれている感じはありますね。
普通の会社って、ただいるだけとかいればいいやって思っている人が必ずいるけど、うちにはそういう人は絶対いないなって思います。

―マコちゃんが面接にきた時も、そういった、常に後ろ向きの人たちと働く苦しさ、もどかしさを話していた記憶がある。

工場とかの限られた空間とメンバーで常にやっていたからか、陰口大会みたいなのが始まっていましたし。
前職に入った時は、よくそんなに愚痴が出てくるなと思いつつ、気づいたら自分も言っていた時があるんですよ。
ただ、そこに自分も溶け込んでいるのが嫌だなって思って。
結局そこで愚痴だけ言って何を変えるわけでもなく、自分で変えない理由を作っている。
変えなくていいよ、環境がいけないんだ、みたいな雰囲気があるじゃないですか。
そういうことに疑問がありました 。

―そういうモヤモヤを抱えていたところに、なぜビルダに飛び込んでみようと思ったのかな。
全くの未経験みたいなものだったし。

自分の中でも不思議なんですよ。
施工会社ってたくさん求人があるじゃないですか。
求人しているということは人が辞めてしまうからキツいということかもしれないけど、未経験OKもあるし。
ただ、ビルダリッジの求人の、まず「働くってこういうことだよね、稼ぐっ てこういうことだよね」というメッセージが共感できて。
前職はサラリーマンとして時間をお金に変えるというか、何時間働いたらこれぐらいもらえる、でも会社の外に出たら通用するスキルでもない。
前職も製造業なのでものづくりと言えば同じなんですけれど、机作れない・椅子作れない・収納作れない、何ができるかといえばただ色塗るだけです、みたいな。
それだと作っているとは言えないと思って、途中でつまらなくなっちゃいました。

―そんな環境からビルダに来て4年数ヶ月が経って。
それだけいればビルダの良さと未熟な部分が分かるわけだけど、どういう人にこの会社に合う、逆にこういう人は合わないよとかはある?

言われたことだけやる、待っていれば仕事が来るとか、月曜から金曜日までの時間を拘束されてここに行く、というイメージで学校のように仕事を思っている人は合わないですね。
合う人については、これが気になるからやってみたかったとか、そんな感覚でもよいので、こういうんだったら良かったとかこういう風に働いていく自分を作りたいという意思がある人は良いんじゃないかなと。
それに向けて具体的にじゃあ何をしようとか、作る上でこういう風にやっていきたいということに関してやりやすい環境ですから。
やっぱり失敗って、怖いじゃないですか。
前の会社で、こうやったらもっといいかもしれないとチャレンジして失敗したことがあるんですけど、その「1の失敗」をすごく責められたんですよ。
言い訳じゃないですけど チャレンジには失敗も伴うわけじゃないですか。
悔しいですよね。
失敗してフォーカスされるなら黙っておこう、チャレンジしないでおこうってなるけど、そういう風には働きたくないですよね。
ビルダリッジは、失敗しても「じゃあ次はこうしようよ」って言える。そこが大きいと思います。

―だからこそ変化したいとか、こうしたい・ああしたいと思う人が来てくれたら面白いかもしれないね。
次回 3回目のインタビューの時にどう思っているかまた楽しみだね。
最後に、見てくれている人にメッセージはありますか?

うちに合う人というのは、言葉で伝わりづらいものを持っている人だと思うんですよね。
自分がこの方がいいんじゃないかと思っても社会に出るとそういうのを隠さなきゃいけないみたいなことがありますが、そういう風に思わないで来てほしいですよ。

―大人になるって、空気を読んだりそういうことなのかもしれないけど、それを1回リセットして働こうと考えて面接に来てもらうと面白いかもしれないね。
こうやって働けば面白いじゃん、みたいな話もできるかもしれないし。
また次回マコちゃんに インタビューできるのを楽しみにしています。
その時は過去の動画も見ておいてね(笑)。

「こいつなんか言ってること違うぞ」ってなるかもしれませんからね(笑)