自分の人生を「A or B」じゃなくて
「A&B&C」として叶えていく

バックオフィス 三浦さん
<プロフィール>
2021年5月入社。大学卒業後、不動産会社に営業職として勤務し、転職してビルダリッジに。
現在は育休中だが、既成概念にとらわれない積極的な働き方を試行錯誤中。

(聞き手:ビルダリッジ代表 越川町)
―三浦さんは今どんな仕事をしていて、どんな役割・チームの人ですか?

私は、町さんチーム、つまりバックオフィスチームにいます。
各個人以外の部分で、会社で起きたすべてのことに対応する、そんな役割を果たそうと。
何でもできる人になろうと思っています。

―三浦さんは、入って2年半ぐらい。
となると他の人のインタビュー動画は、選考の途中でみているよね。
動画について何か覚えてることはある?

はい、見ました。
みんなこう……会社に縛られて働いている感じはなくて、各々で戦いながらもがいて、自分の成長に向かって働いているんだろうなって、あの動画から感じていました。
 前職の時に「言われたことだけやる」というのが嫌だったので、あの時の私にはそれが刺さったのかと思います。
歯車の1つのように働いているだけだったので。

―今は三浦さん、俺のチームで何でも屋というか。
まさかこの2年半の中で一緒に土地を探したり契約までやるとは思わなかったよね。
なんでそういう仕事を一緒にやるようになったんだろうね。

たぶん振ってくださったからですね。
採用系とか含めて、結構いろんなボールを投げてくれた中でハマったものを伸ばしていって幅が広がって、という形ですね。

―いっぱい買ったよね、土地。
他の人の契約をフォローしたものも含めると20件近く。
当時、三浦さんの面接はビルダ史上最多の3~4回やったと思うんだけど、当時の自分に言いたいことは?

選んだのは間違っていないから、好きなだけここで楽しみなって(笑)。

―いやでも良く来たよね。
前職の退職も決まっていて、他もあまり受けていなかったんじゃないかな。
しかも、アシスタント自体を採るのを辞めようかと思い直して、今になってみると、僕にとってもなくてはならない人になったんだけど、なんなら選考途中で1回「ごめんなさい」をした気もする。
この2年半を振り返ってどうですか?

「ごめんなさい」はありましたね。
秘書の名目で募集がかかっていたけど、結果としてそれじゃなくて良いので、という話になり(今に至る)。
2年半を振り返ると、楽しい、しかないですね。
1つ1つ新しい知識増えたりとか、新しいことできるようになったり、銀行さんとかも含めて外部とのやりとりや話とかも。
トータルとして「この先で自分が何をやるのかもわからない」という面でもそう思います。
それが不安な人もいると思うのですけど、私にとってはそれがすごく魅力で、自分や会社が進んでいく先がどうなるか、何に出会えるか、分からない。
そこにワクワク。
それがここにずっといたい、一番楽しいと感じる理由だと思います。
面接で、町さんのそばで働いてみたいなと思って、そのまま突き進んで良い選択をしたなと(笑)。

―2年半前に比べてできるようになったこと、成長や変化はある?

うーん、それこそ、今年は子供が生まれて……自分の人生のスタイルが変わったタイミングですが、仕事なのか子育てなのかみたいにA or Bではない、どっちもできたら良いよねって思います。
大きな分岐点を迎えたにも関わらず、そう思い続けられるのはこの会社で影響を受けた考える力の1 つなのかなと。
そこがたんに仕事というよりは、本当に人生として大きく成長させてもらえたなという感じがしますね 。

―出産4日前まで働いていて、まさに今は産後2ヶ月でこうやって事務所に顔を出してくれているよね。
仕事なんか絶対しないよっていう意見が普通は多いと思うんだけど。

仕事イコール大変とか辛いとかっていう印象が自分としてはこの2年間で全然なくなっているので、仕事っていう感覚もむしろないぐらいで。
連絡取れるのが楽しいとか、課題解決するのが楽しいとか、仕事と離れたくない、の方が勝っていて。

―生まれて1ヶ月ぐらいとかは、気を遣ってこっちも連絡しないし。
でもちょっと困った時にLINEで相談しちゃったら「仕事ください」 て返ってくる(笑)。
三浦さん、変わってるよなって(笑)。

自分でもあんまり聞いたことないですもんね、そんな人はあんまりいないだろうなと(笑)。
国が定めた、休まなきゃいけない期間であっても、自分の中では気晴らしじゃないけど、そうやって仕事をやらせてもらえる環境はむしろ幸せだなって思います。
全く切り離されちゃう仕事、例えばスーパーでのレジの仕事とかは出産直後はできないだろうし。
それが出来ている今の仕事環境に、幸せな感覚を私は持っていると思います。

―ビルダリッジでママは二人目ぐらいだと思うんだけど、どんな風にしていきたいかな。
ビルダとの関わりとか自分のやりたいこととか含めて。

まだ子供が生まれて2ヶ月なので模索しながらですけど、A or BじゃなくてA&Bで、みんなにも仕事で助かるなって思ってほしいし、自分も幸せだなって思えるようにしたいです。
子供のためにも頑張れて、自分も好きになれたりとか。
A&B&C全部として叶えられるような形を常に模索していきたいと思っています。
この先も続けてずっとワクワクし続けられたら、自分の人生としてもなんか素敵だなって。

―そのためには、ビルダリッジが良い場所であってほしいし、あるべきだなと思う。
そんな中で、どんな人が来てくれたら嬉しいかな?
バックオフィス系でも工事に関係する施工チームでもいいし、どんな人ならビルダに合うよとか、来てほしいな、みたいな。

私が幸せだと思っていることも人によっては先が見えなくて不安、っていうのももちろんあると……

―ココちゃん泣いているから、ちょっと撮影を止めようか。

<中断>

―では改めて。どんな人ならビルダリッジで理想的に働けそう?

私みたいなタイプと言うと極端ですけど、先が見えない、ある意味で手探りなのを楽しめる人じゃないと逆に辛くなっちゃうかなとは思います。
過去のビルダリッジの5年間の変化が激しかったように、ここからもどう変化していくかわからないのが、このチームだと思うので。
自分の役割や自分ができることを探していく、与えられたものじゃないことをやっていかなきゃいけないので……(長考)
なんですかね。
冒険心が強い人が良いのかもしれないなと。

―きっと2年半前は今の三浦さんを想像も当然できなかったはずだけど、今の自分の変化が嫌かと言えば、きっとそうじゃないよね。
どう変化するかわからない人生は楽しいと思う。
僕も今40歳になったけど35の時に今の景色が見えなかったし、色々なことを積み上げていって、振り返って3年前5年前に比べてこうなったねという想像できない未来を目指したいじゃん。
それが怖いという人もいるかもしれないけど。
でも今見えているのは、未熟な自分が想像する3年5年10年後の未来だからさ。
そこに固執するかしないかは個人の価値観だけど、想像できない未来に行くっていうのは面白いと思う。
特に僕のチームは答えのない仕事をやることもあって、全部がマニュアルや答えありきの仕事じゃないし。
そうすると触れておかなきゃいけないのは、失敗から学ぶ、どうやって失敗と向き合うかということ。
でも日本の学校教育は失敗・減点方式で罰コントロールに繋がりやすいと思うんだけど、三浦さんにとって失敗から学ぶことについて、この2年半でどう理解・認識をしている?

この会社入る前からもなんとなく思っていたことではあるけれど、どんな結果でもやったことに無駄はないなと改めて感じられました。
町さんと課題に対してアプローチしてく中で、失敗が起きても「じゃ次、こうしよう」とか「これで学べたね」とかってリアルに会話の中に出てくるし。
実感として失敗から学ぶってこういうことなんだなって……言葉では表せないけど、すごく体に入ったというか、実感が湧いたというか。

―失敗は悪いものじゃないとパラダイムを変える必要があるんだけど、学校教育や普通の社会では刷り込まれてしまう。
でも、生きていく上で失敗がゼロな人生なんてつまらないし、ありえないわけで。
特に家族がいたら家族や子供の失敗すら何か責任を取らなきゃいけない、向かい合わなきゃいけないから、失敗のお作法というか、上手に失敗する方法みたいなのを伝えたいし、学びたいなと。
例えば会社の損失なんて、利益があればそれで拭けばいいだけだし。
でも失敗の本質とか、「上手に失敗しながらできることを増やす」とかは、あまり大人は教えてくれないなと思っていて。
人と違う新たなことをやろうと思えばなおさら、上手くいかないという現実はつきものなのに。
三浦さんとはこの2年半一緒にやってきた中で、数多く上手くいかないこともあったと思うけど、こんな失敗があってこう感じた、みたいなエピソードはある?

たとえば土地の案件を一緒に進めるわけですが、やっぱり土地を買うって一定の項目だけをクリアすればいいだけじゃなく、その土地ならではの事象がありますよね。
毎回、ここをもうちょっとケアしておけばよかったなというものが出てくる。
でも失敗することで、次の時のケア要件として項目が1個1個増えていく。
同じことを起こさないために前段階でのチェック項目が増えていくのですが、それがリアルに成長に繋がってることが見えることでもあり、良いなと思います。

―失敗から学ぶという大きなパラダイムを変えられる場所かもしれない、そんなビルダにどんな仲間が増えてほしい?

仕事ってワクワクして楽しいということを理解してくれる、最初から理解したい人。
私もそう思いたくてここに来たので。
ワークライフバランスっていう言葉にも表れているように仕事≠プライベートみたいに2つがハッキリと別れている、割り切っているイメージを抱く人が多いと思うけど、それだけじゃなくて仕事も楽しいよと。
そういう考え方を持ちたいと思っている人が来てくれたら、この会社だったら叶うかもしれないし、一緒に働けたら良いなと思いますね。

―そんな中で三浦さんは今後ビルダリッジをどうしていきたいですか?ビルダリッジも伸びしろや改善点や嫌なところもあったりするかもしれないけど、どうしていきたいかな。

今後もうちょっと人が増えそうですが、チームは結局、人が集まってできるものなので、みんなが楽しいと思えているチームにしたい。
固定された目標というよりは、今の雰囲気を大事にしつつ、みんなが楽しめて、それぞれが自分の目標に近づけるような居場所にしたいかなと思います。

―最後に、見てくれている転職活動中の人にメッセージはありますか?

職種を見て自分の居場所を探そうとする人が基本的には多いと思うんですけど、それだけじゃなくて、その会社で働く自分にとっての時間、この会社に入ったらどうなんだろうという、仕事内容じゃなくて仕事を含めた自分の人生や考え方の面で合う会社を選んでほしいなと思います。
その中にビルダリッジがいて、合うと思えばぜひ来てほしいですし。

―今日はココちゃん2ヶ月の子連れでちょっと大変な思いをさせてしまったかもしれないけど、来てくれてありがとうございました。